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『沖縄-6・23平和への出発』



『戦争を知らない世代へ48沖縄編 沖縄-6・23平和への出発 ー戦中・戦後を生きぬいてー』を読みました。
これは創価学会が出版しているシリーズで80巻も出版されているそうです(日本軍の戦争加害をテーマにした巻もあるようです)。自分は創価学会は嫌いなのですがこのシリーズはとても優れていると思うので古本屋で見かけると買うようにしています。
48巻の感想ですが、今回も例によって、沖縄県民による戦争加害を探す目的で読みました。ですから沖縄県民の受けた被害の証言はあまり重要視せず、いささか退屈だなと感じながら流し読みしました。結論から言うと沖縄県民による加害の証言はありませんでした。ただアジア人を差別するような証言はいくつかありました。
たとえば福岡で終戦を迎えた際、近くにいるアジア人の捕虜たちが暴れ回って、婦女子を暴行する人もいた、こんな人たちはさっさと送還してしまえばいいのに…、という、かなり迷惑そうにアジア人捕虜を敵視する証言がありました。
他にも「満州」での自分たちの開拓(=侵略)を棚に上げて、開拓によって虐げられていた末に中国人が起こした行為を「暴動」と批判的に呼称する証言もありました。
それから、徴兵されて前線で戦った沖縄県民の証言も多くありましたが、前線で戦ったということは、たとえ自ら敵(アジアの人々)を殺害していなくても、敵(アジアの人々)を殺害した部隊を支えたということになるので、結局は敵(アジアの人々)を殺害したのと同義であり、罪はとても重い(銃後に居た国民よりも遥かに重い)し、深く反省してしかるべきだと思うのですが、そのような反省や罪悪感を口にする証言者が居ないのが残念でした。
日本人(沖縄人)は何かと言うと「連帯責任」を言うのですが、話が戦争のことに及ぶと「連帯責任」論は立ち消えになって、何もかもを忘れてしまおうとします。それでいながら自分の受けた被害とか中国人・朝鮮人の「暴動」などはしっかりと覚えていて「中国人・朝鮮人のせいで戦後苦労した」などとうそぶくのだから呆れてしまいます。
残念ながら本書からは戦争に対する沖縄県民の身勝手で傲慢な姿勢しか感じられませんでした。

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