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ぼやき

中学生の頃、陰気で、人の悪口を言ったり、人をおとしめたりする同級生が居たが、普段は悪さばかりするくせに、課外活動に行くと急に殊勝な態度になって、やたらとゴミ拾いをやりたがった。自分も手伝って間近で様子を見ていたが、この同級生は自己満足と周囲に対する見栄のためにやっているようだった。ゴミ拾いという行為は簡単に実践できるから偽善者に好まれるのだろう。フランスで日本人を中心にゴミ拾いの活動が広がっているというニュースを見たが、どうにも偽善臭かった。完全に良心から行っているにしてもゴミ拾いはレベルの低い活動である。海外でゴミ拾いをするよりも、日本の入管で行われている虐待に対してデモや座り込みをしたり、SNSで拡散したほうが、よっぽど海外の人たちのためになると思うのだが。ゴミ拾いはしても入管の虐待には反対しないという底の浅い良心が日本人の良心である。面倒なことから逃げたり、権力との対立を避けるのが、日本の良心である。このような浅い上辺だけの良心を社会全体に敷衍しておけば面倒で深刻な問題を見ずに済む。自分たちの利益を守ろうとする無意識のエゴが日本の良心の正体である。入管で虐待された韓国人がこう語っている。「日本に行く前、私は日本に対して良いイメージを持っていた。あいさつも礼儀正しいし、人に対して謙遜するし。しかし今では、日本人の礼儀正しいあいさつは、自分の利益のためのあいさつと疑うようになった。」(『密室の人権侵害』37ページ)
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ブログタイトルは夏目漱石の「黙々として牛の如くせよ」から。

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