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「慰霊の日」にあえて

もうすぐ「慰霊の日」なので、沖縄のローカルテレビはこぞって沖縄戦の特集をしています。しかしあえて沖縄戦ではなく加害について勉強したほうが良いと思います。何度も書きましたが沖縄戦は加害の報いとして起こった自業自得の戦争でした。沖縄戦以前に沖縄県民はアジア各地で残忍な殺人を犯したのです。もう「ひめゆり」も「対馬丸」も「鉄血勤皇隊」も語らなくてもいいと思います。これから学ぶのは被害ではなく私たちがアジアで犯した醜悪な加害行為であるべきです。

『朝鮮人強制連行 強制労働の記録 北海道・千島・樺太篇』は加害を学ぶ本としてお勧めです。




被害者の証言が多数載っているので、被害者がどれほど苦しい思いをしたかがわかるし、その苦しみが「ひめゆり」や「対馬丸」の比ではないことがわかります。

(222ページ)
飯場では、まず逃げたらどうなるかよく見ておけといって拷問道具を見せました。拷問道具はいつも飯場においてあり、まず四尺位のまっさらなロープ、それでうしろに手を合わせて結び、はなそうとすると骨が折れてしまうというもの、たこあげといって人間を縛ってつるしあげるもの、足や指先、爪をさす穴あけキリなどがあった。
……逃げて捕まったらだいたい十○人のうち八、九人は死んでしまう。生き残っても一生片輪になってしまうんですよ。
この「タコ部屋」での生活は、ひとことでいえばこの世の生き地獄だった。考えてみると、そこでは自由というものがいっさいなかった。とにかく自分の意志でなにかをするということがまったくできなかったんです。まるで牛や馬のように扱われ、こき使われましたよ。
朝は、まだ薄暗いうちに飯場を出て作業をはじめる。それで、夜、スコップの先が見えなくなるまで働かされた。一日一五、六時間の労働で、そのあいだ休みの時間は三○分ぐらいしかなかった。休日などは一日もなく、ドシャ降りの雨の日でも働かされた。
それで、仕事の行き帰りには軍歌や行進曲を歌わされ、仕事中は、棒頭がしょっちゅう、一分間に二回「タコ頑張れ!」と号令をかけるんです。そうすると、われわれは「オーッ!」と応えるわけです。もし「オーッ!」といわないと棒頭が棒で頭をぶんなぐるんですよ。
なぜそんなことをするかというと、じっとしてたら、逃げようとか、反抗しようとか余計なことを考えるから、そんなことを考えるひまを与えないようにするためというんですね。でも、そんなことしなくたって、考えるということを忘れさせられ、自分でも人間か動物かわからなくなるような毎日を送らされていましたよ。

「鼻に紐を通す」行為や「病人を生き埋めにする」行為なども壮絶です。








しかし以前こういう本を人に勧めた事があるのですが、苦笑されるか、引かれてしまうだけでした。
またこういう本を読んでいると「そういう怖い本を読むのはやめたほうがいい」とか「そういう本は疲れるからもっと楽しい本を読むといいよ」とか言われました。
加害の事実は全県民が知るべき重要な事実だと思うのですが、しかし大多数の県民は「ひめゆり」や「対馬丸」の映画やアニメを見て感動の涙を流すのが関の山のようです。しかし諦めずに今後もこういう本を普及させていきたいと思います。

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